八大龍王神社へ行きました。俱利伽羅不動寺が4月28日は「八重桜まつり」のため、交通規制があり、いつもと違う道からでないと行けなくなりました。そのおかげで、道中に八大龍王神社の鳥居を見つけることが出来ました。

八大龍王神社

俱利伽羅山八大龍王神社は、仏法を守護する八体の龍神である『八大龍王大神』を祀っています。

 

約1300年前、修験道の開祖・役小角(えんのおづぬ)が出羽三山を開くためこの地を通った折、天田峠を通行する旅人の無事と加賀・越中の民の息災を願い、奈良の生駒山から自然石の龍神を背に乗せて運び、ここに安置したと伝わっています。

 

この龍王大神は、「峠の神様」として、永らく地域の人々から親しまれてきました。

あるとき、村人に「私を祀るなら七堂伽藍を建てるか、または西の海が見える所に置いてくれ」と告げたという。

 

昭和8年、昭和天皇巡幸を迎える天田峠の改修工事が難航した。工事のため放置していた大神を、言い伝えのとおり、海の見える位置に安置したところ、工事は順調に進み無事完成しました。

 

その後、龍王大神のお告げ(「私の本当の姿を彫ってくれ」)を霊感師と共に聞いた小西竜荘師(井波町の彫刻師」)によって『宝玉龍王寺』が彫られ、以来、この二体が昭和56年6月7日に併せ祀られ、安全福寿と心願成就の神として尊崇を集めています。

八大龍王神社の御柱

八大龍王神社は、石川県と富山県の県境にあります。

神仏や信ずる人を守る神で、県内外から多くの人が参拝に訪れています。

鳥居をくぐり、少し坂道を登っていくと、「日本の棚田百選」奥山田を見下ろせる棚田ビュースポットがあります。

奥山田は、富山県との県境に隣接した険しい山腹に営まれてる棚田です。

 

八大龍王神社は境内に「御柱」を建てられました。

御柱は、宇宙からエネルギーを吸収し、一帯を清めると言われております。

 

御柱は、県木のアテの木です。

最大直径40cm

高さ9.5m

境内の中央に穴を掘り、大きな水晶を入れ、その上に御柱を建てられました。

 

また、穴の中に、柱の腐敗を防ぐため、炭を十袋分入れられております。

さらに、柱の周りを富士山、立山、白山などの山から集めた石で囲っています。

龍王様御燈明

龍王様御燈明の摩訶不思議

八剣の御魂にして天地の大生命力なりし大御神龍王大神は世界を統る王の御魂を守るお役

宇宙根源の御心なり

おわりに

八大龍王神社は、俱利伽羅不動寺の北東約1kmに位置し、県道沿いにあります。

近くの倶利伽羅不動寺には多くの参拝客や観光客が訪れますが、八大龍王神社に立ち寄る参拝客は少ないそうです。

駐車スペースは、4~5台ほどありました。

私が参拝した時には、3台の車が駐車されてました。

八大龍王神社は、白龍をかたどった額を飾り付けた朱色の鳥居が目印です。

 

アクセス

929-0412 石川県河北郡津幡町字九折